良いブログ

チラシの裏です

最近のジャンプ妖怪系多すぎじゃね?

週刊少年ジャンプ」を購読しています。

 

元々藤本タツキ先生の「チェンソーマン」という作品をリアルタイムで追うためだけに購読していたのですが、それ以外にも面白い漫画沢山あるじゃん!と気づき、チェンソーマンが終わってからも購読を続けています。

 

f:id:mizutamari_iris:20211207213849j:image

↑「チェンソーマン」に登場するキャラクター「ポチタ」のぬいぐるみ

 

 

 

 

それで最近気づいたのですが今のジャンプには妖怪が出過ぎなような気がします

 

最近連載開始した「アヤシモン」と「ドロンドロロン」はどちらにも妖怪やモノノ怪が登場しました。

「あやかしトライアングル」も妖が出ますし、終わってしまいましたが「仄見える少年」にも霊怪という化け物が出ました。マグちゃんは…妖怪ではないか。

 

 

 

しかし僕が言いたいのは同じ妖怪というテーマでも内容がバラエティに富んでて凄いということです。

 

 

 

賀来ゆうじ先生の「アヤシモン」は妖怪漫画と見せかけて、本命は裏社会で頂点を取るヤクザ系漫画です(あまりにもざっくりとした要約。面白いので是非読んでください)。

 

 

まだ始まったばかりで動向が分かりませんが主人公がワンパンマンの如く筋肉のパワーだけで敵を吹き飛ばすのは見てて気持ち良いです。

 

 

 

 

対して大須賀玄先生の「ドロンドロロン」は主人公が善い物怪とタッグを組んで悪い物怪を制す王道漫画です。

 

 

刀が出てくる漫画は良いと決まっています(僕調べ)。この漫画の強みはやっぱりポチタのような可愛いマスコットキャラクターがいる所だと思います。漫画公式Twitterのアイコンや、何かしらのグッズ化の際は、マスコットが1人いればとても助かりそうです。

 

 

 

新連載でジャンルが被ってはいますが中身は方向性が全然違うのでどちらも生き残ってほしいところです。

 

 

 

また週刊少年ジャンプではないですがWeb漫画サービスのジャンプ+では龍幸伸先生の「ダンダダン」という怪奇漫画があります。(スゴいことに気がつきました。上に挙げた二つを含めタイトルデザインのカラーが全部です。ドロドロしたイメージなのでしょうか?)

 

 

100キロババアや宇宙人が出てくるスゴい作画の漫画です。

このマンガがすごい!2022 オトコ編で第4位にランクインしていました。アニメ化待ったなし。

【2021.12.7更新】『このマンガがすごい!2022』今年のランキングTOP10を大公開!!【公式発表】  |  このマンガがすごい!WEB

 

 

 

さらにさらに(何?)、クッソ広い目で見ると芥見下々先生の「呪術廻戦」も妖怪…?いや、それを言ってしまってはもうナルトもワンピースも妖怪です。世は正に妖怪・怪奇モノ時代なのでしょうか?

 

 

そういや「鬼滅の刃」にも人の形はしていますが鬼という妖怪が出てきて、それと戦う漫画です。「怪獣8号」には怪獣が出てきます。

 

 

 

でも待ってください。

今回この新連載は偶然被ってしまいましたが、これらのような怪奇妖怪系は、それだけ日本の読者にとって身近に感じられて受け入れやすいテーマなのかも知れません。

 

 

そもそも非日常的なことが起こってこそ、お話は面白くなれます(もちろん、日常系漫画があるのも知っています)

 

 

人智を超えた得体の知れないモノを日常に加え入れるだけで、漫画的な面白さが湧き出るのではないでしょうか。

 

 

 

上にあげた漫画のほとんどは普通の生活をしている少年少女の元に、その作品のテーマとも言える訳の分からない何某かが出現し働きかける(or逆に働きかけられる)事で物語が始まります。

 

それは妖怪でもモノノ怪でも特級呪物でも何でも良いわけです。面白そうなものであれば。

 

 

 

この二つがほぼ同時に始まったのは、作品のファン同士でバチバチ戦わせて競走させ、どちらかを打ち切りにするためなどといった邪推は的外れだと思います。今新しくバトル漫画が始まっても呪術廻戦と被ってるじゃん!とはならないですよね。

 

 

怪奇妖怪系は一つの大きなジャンルとして受け入れられるべきです。

 

 

 

 

 

さて、創作のアイデアの一つとして通用しそうな考え方を発見できました。日常に得体の知れない物を出現させることで面白くなる。これに基づけばヒット間違いなしです。

当然、この僕もこのマンガがすごい!とチヤホヤされたいので、早速この理論をもとに僕もお話を考えて漫画を描き承認欲求を得て、さらにはお金をタンマリ稼ごうと思います。

 

 

 

主人公はより多くの人に読んでもらえるように年齢を下げて小学五年生くらいにします。

一般的な家庭に住む一人っ子にしましょう。

さらに身近に感じてもらうために物語のほとんどは家の中で起こる事にします。

あとは得体の知れない物を出現させるだけです。

誰でも持っていて身近なもの…机の引き出しから飛び出してくることにします。

タイトルは面白くて少し不思議な響きにしたいので、「ドゥラemon」にします。見た目のインパクトも抜群です。

 

 

 

 

 

しかしこのアイデアには問題があり、どうやらお金を稼げそうにはありません。上記のアイデア全てが詰め込まれている超面白い漫画が50年以上も前に存在したからです。なんと「ドラえもん」という漫画です。

 

 

つまり、僕のアイデアは全てパクリということです。これでは僕は訴えられてザ・エンドです。あ〜あ、主人公がチェンソーに変身するってお話にしとけばよかった。